日本政策金融公庫(以下、公庫)の新型コロナウイルス感染症特別貸付(以下、コロナ融資)について
しばらく業務が忙しくてブログを書くことはなかったのですが、融資を受けることで会社や従業員が助かる方がいるかもしれないので書きます。
緊急融資制度について、いろいろありますが、この融資が、一番早く実行されると思います。手間も少ないです。
ただ、現在、公庫の窓口はとても混んでいます。
つい先日、公庫の担当の方に聞いたところ、お申込み書類を持参頂いても、混み合っており、長時間お待ちいただいたあと、受け取るだけで改めて後日面談等になるので、お申込み書類を郵送した方が、ご負担は減ると思います。という回答でした。
わたし自身、公庫から融資を受けています。金利が1.81%でしたので、コロナ融資に借り換えた方が得(当初3年間実質金利0%、4年目以降1.36%)でしたので、申し込みました。申し込み条件は、例えばこの3月の売上が、去年の3月か一昨年の3月の売上と比べて5%以上、下がっていれば申し込みできます。
私自身の経験談
3/18
公庫に電話し、郵送書類について確認、その日に発送
3/25
公庫から電話があり、10分ほど、なぜ売上が下がったのかという理由と返済日や書類のやり取りなど事務的な確認事項の説明を受け、電話面談が終了。
3/27
公庫から借用証書が到着。借用証書に署名、押印し、印鑑証明を添付し、返送
3/30
借用証書が公庫の契約センターに到着
4/3
融資実行(借用証書到着後おおむね3営業日で着金)
売上が下がった理由は、業務拡大に伴う東京進出に関わる手続きや会社設立などのお話が一旦延期になったと説明し、しかし、通常の許可申請などの業務は影響ないことも付け加えました。
今は、混んでいるので、審査に時間がかかります。知り合いの税理士さんから、4月頭に申し込んで、公庫から電話がかかってくるのが4月末と聞きました。融資実行は5月中旬になると。
頼める方は、顧問税理士の方から公庫の担当者へ声をかけてもらうか紹介状を出してもらった方が、話が早くなります。
用意すべき書類
(1)個人営業ですでに公庫と取引のある方
●借入申込書
●新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
●最近2期分の確定申告書全部の写し
(2)個人営業で公庫との取引が初めての方
●借入申込書
●新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
●最近2期分の確定申告書の写し
●ご商売の概要(お客さまの自己申告書)または創業計画書(事業を開始して間もない方)
(3)法人営業ですでに公庫と取引のある方
●借入申込書
●新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
●最近2期分の確定申告書・決算書の写し(勘定科目明細書を含む)
(3)法人営業で公庫との取引が初めての方
●借入申込書
●新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書
●ご商売の概要(お客さまの自己申告書)または創業計画書
●法人の履歴事項全部証明(登記簿謄本)
提出する様式と記載例は全て日本政策金融公庫のホームページでダウンロードできます。
https://www.jfc.go.jp/n/finance/saftynet/covid_19.html
借入申込書は、詳細な記載例があり、主に会社名、所在地、代表者名、家族構成、融資希望金額などを書きます。
新型コロナウイルス感染症の影響による売上減少の申告書は、会社所在地、会社名(屋号)、代表者名を記載し、
例えば
直近の売上 令和2年3月 売上 94万円
前年(前々年)同期の売上 平成元年3月 売上100万円
と書けばOKです。過去の決算書や申告書と直近の売上を確認、記入するだけです。 税理士さんが顧問でいる場合、月次試算表を出してもらえばいいと思います。
個人の方で、自分で申告されている方は、売上表のタイトルで、毎月の売上を記載した表を作りましょう。
私のお客さんは、建設業の方が多く、お話を聞くたびに、危機感を感じ、何かしら力になればと情報提供しております。
その中で、お客様にだけ発信していてよいのだろうかと思い、概要ではありますが、こちらで投稿させていただきます。
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